【詳しく紹介】ロイヤルデルフト

投稿者: delftsanpo 投稿日:

デルフト焼き工房ロイヤルデルフト(Royal Delft)は、デルフト一古い老舗工房で、またロイヤルの称号を与えられた唯一のデルフト焼き工房。デ・ポルセライネ・フレス(De Porceleyne Fles:”磁器の瓶”という意味)という工房名で17世紀創業以来デルフト焼きを作り続けています。
デルフトの旧市街から南へ徒歩15分ほどにあり、中心地から少し離れていますが、閑静な住宅街をのんびり散歩がてら歩いて訪れるのもよし、駅から運河沿いを散歩して向かうもよし、シャトルバス(Delft City Shuttle)を利用するもよし…デルフトを訪れる際には訪れる価値のある工房です。

まずは、デルフト焼きの歴から。
デルフト焼きの始まりは、16世紀。始まりは、中国からもたらされた磁器の模倣でした。白地に青色の装飾が施された中国磁器が、オランダ東インド会社によってヨーロッパに初めて渡ったのが1602年。そのオリエンタルな図柄と白地に青色の装飾の美しさに、ヨーロッパの富裕層はこぞって中国磁器を手に入れようとします。
しかし、間もなく中国国内で内戦が勃発し、中国磁器の輸入が滞り始めます。多くの需要に供給が追いつかなくなっていることに目をつけたデルフトの陶器工房は、すでに持っていた技術を駆使して中国磁器の模倣を始めます。すると、それが大ヒット。さらに、中国磁器のオリエンタルな図柄の模倣だけでなく、新しくオランダらしい図柄(風車やヨットの絵)を陶器に描き始めると、さらなる人気を博していきます。17世紀中頃、デルフトには次々と新しい工房が開き、デルフト焼き産業が一気に活気づきます。そのデルフト焼き最盛期とも言える時代に、ロイヤルデルフトが創業されました。
その後、18世紀後半から始まった産業革命の流れで創設された、より安価で大量に陶磁器を作る工房との国際的競争に負け、デルフト焼き産業は廃れていってしまいます。そして1840年、デルフトに残る工房は、唯一ロイヤルデルフトのみになってしまいます。
そして21世紀。世界でデルフト焼きの美しさが再び評価され始め、ぞくぞくと新工房がオープン。現在、デルフト焼きを求めて世界中から観光客やアーティストがデルフトに足を運んでいます。

1653年創業以来400年近くに渡って手作り手描きの陶器作りを貫く歴史ある工房ロイヤルデルフト。ここでは、創業当時からの伝統を継承して、現在も陶器作りが行われています。
その工房を見学できるというのは魅力的。さらには美術館、ショップやカフェが併設されているので、豊富なデルフト焼きのコレクションやデルフト焼きの歴史について知ることができ、お気に入りのデルフト焼きを購入することもできます。

見学は、デルフト焼きとロイヤルデルフトの歴史と、デルフト焼きの製造過程に関するビデオ鑑賞から始まります。ここで知識を蓄えて、いざ美術館と工房へ向かいます。美術館見学のはじまりには、実際に絵付けをしているペインターさんの様子を見ることができます。ペインターさんの真剣な眼差しと筆運び…思わず息をつめて見入ってしまいます。一点一点、こうして丁寧に絵付けをしているのかと思うと、手描きのアイテムのお値段もうなずけます。

美術館には、フェルメールの代表作「小路」やレンブラントの大作「夜警」のデルフト焼きバージョンが飾られていたり、王室コレクションや古いデルフト焼きの展示があるなど見ごたえ満点です。

そして工房の見学。実際に職人さんが働いている様子を見ることができ、機械に頼らずに手作りへのこだわりとプライドが感じられます。釉をかける様子、焼成前の成型の様子、粘土を型に入れる様子などなど全ての工程を見ることができ、職人技を身近に感じることができます。

美術館と工房の見学を満喫した後は、直営ショップでロイヤルデルフトの商品を鑑賞し、お気に入りを購入することができます。デルフト焼きであふれたショップは、いつもセンスよくディスプレーされていて買い物心をくすぐられます。たくさんの商品が並んでいるので、ついつい目移りしてしまって選べない…、そんな時は併設のカフェでコーヒーを飲みながら一息つくのも良いのでは。

さらに、もっとデルフト焼きを楽しみたいという方にオススメは、絵付け体験!詳しい料金やセット内容は、ロイヤルデルフト公式ウェブサイトでご確認ください。

Royal Delft
月〜日 9:00 – 17:00 (冬季の日曜日のみ 12:00 – 17:00)
12/25 26, 1/1 は休み
カテゴリー: デルフト観光

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