【詳しく紹介】新教会

投稿者: delftsanpo 投稿日:

マルクト広場で市庁舎とともに目をひく新教会。マルクト広場の東側に位置しています。
新教会は1381年に建設がスタートし、約3世紀のちの1655年にようやく完成。その3世紀の間に、2度の大きな災害に遭っています。1度目は、1536年デルフトの街の半分を焼き払った大火災。この火災で、鐘塔や屋根の一部は焼き崩れ、パイプオルガンや鐘、ステンドグラスは全て焼き落ちました。そして2度目は1654年の火薬庫での爆発事故。この爆発により、教会の壁はゆがみ、窓や屋根は崩れ去りました。大きなダメージを被った新教会でしたが、近隣の街が基金を募って修復作業を支えたため、翌年1655年に晴れて新教会の完成に至ったそうです。

教会には、16世紀にスペイン軍への反乱を起こしたオラニエ公(ウィレム1世)はじめ、歴代のオランダ王室メンバーのほとんどが眠っています。そのような重要な教会がなぜデルフトにあるのでしょうか。

オラニエ公は、1572年から旧教会の向かい側にある館(現在のプリンセンホフミュージアム)に居を構え、スペイン軍に対して反乱を企てていました。しかし1584年、スペイン軍からの刺客に館内で殺されてしまいます。
オラニエ=ナッサウ家の人々は代々ブレダにある教会に埋葬されていたので、彼自身も生前それを望んでいたそうですが、当時ブレダはスペイン軍の支配下。願いは叶わず、殺された地デルフトにある新教会に埋葬されました。そしてそれ以来、彼の血を引くオラニエ=ナッサウ家(つまりオランダ王室)は主に新教会に埋葬されるようになったそうです。
地下の納体堂は見学することができませんが、Hendrick de Keyserの手がけたオラニエ公の立派な霊廟は教会内で見ることができます。

天気が良ければ鐘塔に登って、デルフトと近郊の街を一望するのもオススメです。376段の階段をのぼると、そこは地上85m。360度広がるパノラマを存分に楽しめるはず!デルフトの旧市街や近郊の街、空気が澄んでいるとハーグやロッテルダムまで見ることができます。(展望スペースは狭くなっているので、高所恐怖症の方は要注意です)
教会内では、教会やオランダ王室の歴史などの展示もあります。興味のある方は是非訪れてみては??

新教会(Nieuwe Kerk)
Markt 80, 2611GW DELFT
4〜10月 月〜土 09:00 – 18:00
11〜 1月 月〜金 11:00 – 16:00(土曜日 10:00 – 17:00)
2〜 3月 月〜土 10:00 – 17:00

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